nimations公開勉強会 vol.0
〜16mmフィルムでアニメーションを観る 
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■期 日: 2009.3.23(月) 18:30頃開場/19:00開演(21:30頃終了予定)
■会 場:野方区民ホール(西武新宿線「野方」駅徒歩3分、地図はこちら
■入場料:上映無料
■上映作品
山村浩二16mmフィルム作品から:『淡水』(1986)『天体譜』(1987)『月の小壜』(1988)
『歩く』(ライアン・ラーキン、1969)、『おじいちゃんが海賊だったころ』(岡本忠成、1968)、『花折り』(川本喜八郎、1968)、『幽霊船』(大藤信郎、1956)、『ザムザ氏の変身』(キャロライン・リーフ、1977)、『牧笛』(特偉、1963)[3/18訂正]、『つぐみ』(ノーマン・マクラレン、1958)、『ペン先の音 英語版』(ノーマン・マクラレン[出演]、1951)
 (上映順未定、都合により上映作品変更の場合あり)
■参加方法:「お名前、ご職業」を本文中に明記のうえ、「3/23参加希望」という件名で、
event☆animations-cc.net(
☆の部分を@に書き換えて)までメールにてお申し込みください。(詳しくは下記の告知文面をご覧ください。)
■主 催:Animations

『淡水』1986ⓒ Yamamura Animation 『天体譜』1987ⓒ Yamamura Animation 『月の小壜』1988ⓒ Yamamura Animation


 短篇アニメーション界のさらなる発展を願い、Animationsでは今年から、作家を専属させるという方針を転換し、アニメーションに対して意識的に取り組もうとするすべての人に勉強会を開いていこうと考えています。今回はその準備大会として、まずは16mmフィルムでアニメーションを一緒に観るという企画を開催します。

 このような企画を行う理由は二つ。まず一つ目は、既存リソースの活性化です。かつて大使館などでもアニメーション・フィルムの貸し出しを行っていた頃と比べれば選択肢は狭くなったものの、無料でレンタルできるフィルムはまだまだ多いです。それを活用しない手はない、ということで、都内のライブラリからそのような作品を引っ張りだしてきたいと思います。(また、今回は16mmで撮影された山村浩二のお蔵入り作品『淡水』『天体譜』『月の小壜』も勉強会という機会なので、特別に上映します。)
 二つ目は、フィルム用に作られたものはやはりフィルムで観てみるのがいいのではないか、という考えがあるからです。ご存知の通り、24コマ/秒のフィルムをたとえばビデオ・DVD化するためにNTSC(29.97コマ/秒)やPAL(25コマ/秒)に変換する場合、コマがダブってしまったり、場合によっては再生スピードが変化してしまうこともあります。コマ単位で動きを創造していくアニメーションにとって、この変化は致命的になることもあるのではないでしょうか。そこで、オリジナルを確認するという作業が必要になってくると思います。(もしかしたら同じに思えちゃうかもしれませんが。)
 また、最近のアニメーション作品の上映は、上映環境の不備もしくはオリジナルの作品の解像度の低さのせいで、大画面での上映に耐えられない状態で行われることが多いです。みなさんも覚えのある、ドットが見えてしまう、あのもどかしい状況です。ハイビジョンの上映機材が普及して、作品自体もその上映環境に見合ったものになるまで、しばらくのあいだ、このような状況は続くでしょう。それゆえに、たまにはそういう心配のないフィルムでアニメーションを観てみるのも良いことなのではないでしょうか。もちろん、フィルムが完璧であるというわけではありません。特に16ミリフィルムの場合、表現できる色の幅が狭く、経年劣化で褪色している可能性もあります。しかし、ドットが浮くということはなく、明るさ調整のせいで白が飛んでしまうという心配もありません。

 会場は野方区民ホールを用意しました。なるべくきちんと鑑賞できる環境を作りたいと考えたので、客席に傾斜があり、ある程度きちんとした上映環境が整っているように思われる場所にしました。席数も多いので、ゆったりと観ることができると思われます。
 今回は第0回大会ということで、すべてが手探りです。最大限の努力はしますが、トラブルもあると思います。そこらへんは温かく見守っていただいて、是非みなさんと一緒に、アニメーションという表現形態について意識的に考えてみるそのきっかけを作れればと思います。

 制作・研究・文筆・配給・企画・出版・教育などなど、広い意味で短篇アニメーションの世界に主体的・積極的に関わっている方(もしくは将来的に関わろうと考えている方)であれば、どなたでもご参加いただけます。
(なお、今回は「勉強会」ですので、娯楽目的での参加はご遠慮ください。)

 参加方法についてです。会場準備や資料作成の都合上、事前に人数を把握しておきたいので、事前申し込み制にします。メールの本文に「お名前、ご職業(作家、学生、研究者、評論家……など、アニメーションとどのような関わりがあるかを書いてください。「作家志望」などでも可です)」をお書きの上、「3/23参加希望」という件名にて、event☆animations-cc.net(
☆の部分を@に書き換えて)までメールしてください。メールを受け取り次第こちらから返信をいたしますので、それを持ちまして申し込み完了ということになります。なお、一つのメールで複数人数分の応募をしていただいても構いませんが、その場合でも、お名前とご職業については全員分お書きください。
 申し込みは前日(22日)まで受け付けます。申し込みされていない方については、当日いらしていただいた場合でも入場をお断りすることがありますのでご了承ください。(なお、申し込みの際に頂いた情報は、今回の上映会の運営以外の目的には使用いたしません。)
 また、普段Animationsのホームページをチェックなさっている方に参加していただきたいので、今回の勉強会については他サイトへの情報の転載はお控えください。(ブログなどで「こんなイベントがある」などと当ページにリンクを貼って誘導していただく程度のことであれば構いません。)
 たくさんの方の御参加を心よりお待ちしております。
(文責:土居伸彰)>
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