アニメーションズが後援するイベントです。
2ページ目以降に当日の講演の記録があります。
「ムーヴマン: 絵画とアニメーションの挟間で」
オリビア・モーレイ=バリッソン/山村浩二 二人展
(アーティスト・イン・レジデンス/会期中に作品が変化します。)
2008年2月4日~3月12日
入場無料
会場:東京日仏学院


今回の催しについて
2007年1月から、オリヴィア・モーレイ=バリッソンの作品の展開に立ち会い彼女とともに日本との出会いを願っていた。彼女の絵画とモノタイプに存在する身体の動きへの関心は、我々をアニメーションの世界へと導いた。彼女がインスピレーションを受けるのは以前から、生きたモデルやエティエンヌ-ジュール・マレー、エドワード・マイブリッジなどの連続写真からである。また、演劇、コンテンポラリー・ダンス、タンゴ、さらにはパントマイムなどを行うことによって、作品からも感じ取れる感性を磨き上げている。その表情豊かな描線は、均整を得るために必要な不均衡の連続であるムーヴマンを称揚する、最初はフランシス・ベーコン、ピカソ、タピエス、あるいはラウシェンバーグなどの作品が好みであったが、後にニューヨークで出会った画家ナンシー・スペロのような画家たちの影響を受ける。こうしたさまざまな影響と彼女のアーティストとしての強い思いをふまえて、今回、我々はアニメーション作家の山村浩二に働きかけ、動くデッサンの問題点と対峙する機会を作ることにした。数ヶ月もの間一枚一枚の絵を写真に撮り、一人で試した後、オリヴィア・モーレイ=バリッソンはこの仕事を山村浩二の下で続けるために東京にやって来た。5週間のアーティスト・イン・レジデンスとこの期間に出来上がる作品で今回の学院での展覧会は徐々に変貌して行く。こうした創造的な経験が多くの人々の関心を引き、また繰り返されることを願っている。(フレデリック・ゴティエ: Association artcom'1を創立。造形芸術と他分野の芸術表現との出会いを企画)
山村浩二講演会「アニメーション化された絵画、絵画のアニメーション」
日時 : 3月8日(土) 14時00分
場所 : 東京日仏学院エスパス・イマージュ
日本語(逐次通訳付き)
入場無料
>東京日仏学院HPの情報
上映予定作品(抜粋)
ノーマン・マクラレン『幻想』『色彩幻想 』、ライアン・ラーキン:『ウオーキング』『ストリートミュージック』ジャック・ドゥルーアン『心象風景』キャロライン・リーフ『ストリート』、イシュ・パテル:『アフターライフ』、ウェンディ・ティルビー&アマンダ・フォービス『ある日のはじまり』、ジョルジュ・シュヴィツゲベル『少女と雲』、フローランス・ミアイユ:『八月の最初の日曜日に』、ターウエイ:『牧笛』、アレクサンドル・アレクセイエフ『展覧会の絵』、アレクサンドル・ペトロフ『牝牛』、フレデリック・バック『大いなる河の流れ』、ラウル・セルヴェ:『夜の蝶』
>一日目 前編/後編

アニメーションの上映と対談:オリヴィア・モーレイ=バリッソン&山村浩二
日時 : 3月9日(日) 14時00分
場所 : 東京日仏学院エスパス・イマージュ
司会:アレクシス・ユノー(ジャーナリスト/専門:アニメーション)
フランス語&日本語(同時通訳付き)
入場無料
>東京日仏学院HPの情報
上映作品:山村浩二解説
『水棲』、『頭山』、『年をとった鰐』、『無花果』、『カフカ 田舎医者』、『こどもの形而上学』
>二日目前編/後編/質疑応答

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